淀長解説の特徴として、かつての名優の息子・娘が出演すると、たとえ端役でもしっかり紹介する、というのがありますね(「13日の金曜日」の犠牲者の一人がビング・クロスビーの息子だとか孫だとか…)。それにしても今回のミゲル・ファーラーは渋いなぁ。後解説の定番「人間タンク」またまた登場!

はい、みなさんこんばんは。今夜の映画は「ロボコップ」。面白い題名でしょ。ロボコップって何でしょ。はい、ロボットのコップですね。ロボット警官ですね。いったいどんな映画か。さあ、今ひじょうに治安が悪くなって、犯罪がどんどんどんどん増えるので、人造人間、警官のロボットを作ろうとしたんですね。ところが出来あがったロボットは、ドスーン、ドスーン…何ともしれん大きな巨大なロボットなので、これでは失敗。これでは失敗というちょうどその時に、ひとりの警官が殺された、死んだ。さあその警官の頭取った。そして体を利用して人造人間を作ったんですね。その警官の体を利用して。ところが頭はその警官の頭を使ったんですね。だから今度出来あがった人造人間、つまりロボットは、その警官の殺された復讐の、その信念が入っちゃったんですね。だからその警官ロボットは、その相手を捜すんですね。怖くなってきます。けれどもこのロボットはひじょうによく出来まして、よく出来たために、もう捜査、見事に捜査します。そして見つけたら、相手容赦なく、パンパンパンパンパーン、殺していきます。そこらでこの映画のアクションが盛り上がってきますけれど、面白いのは、ロボット警官とロボットの対決なんか出てくるんですね。さあそいうふうなわけで、見ていると目にびっくりするような、しみこむようなロボット・スリラーになってきます。けれどこの映画の面白いところはまた、ピーター・ウェラーが主役してるんですね。ピーター・ウェラー、「リバイアサン」がありましたね。それからナンシー・アレンが出ますね。ナンシー・アレンは「殺しのドレス」でしたね。この二人が主役ですけど、ここに監督、この監督が注目の新人です。この監督、ポール・バーホーベンいいまして、私あんまり知らなかった。けれどもこれで一躍認められて、今度シュワルツネッガーの最新作の「トータル・リコール」の監督にあたっております。見事な監督になりました。これは1987(いっせんきゅうひゃくはちじゅうなな)年の新作です。ロボットのスリル。コワイですよ。じっくりご覧ください。後でまた会いましょうね。
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はい、この映画はアメリカでも日本でもとっても当たりました。だから「ロボコップ2」が作られましたね。(「ロボコップ2」の予告フィルム)そういうわけでこの作品、いかにも瑞々しい。ところが、この映画に出てくる、ミゲル・ファーラーいいまして、あのロボコップの生みの親の重役ありましたね、あれ実はホセ・ファーラー、「シラノ・ド・ベルジュラック」の有名な名優の、ホセ・ファーラーの息子なんですね。そんな息子があんな大きくなりましたね。それからこの映画見てますと、大正6年、1917(いっせんきゅうひゃくじゅうしち)年に「人間タンク」という、怖い連続活劇があったんです。その連続活劇の人間タンク、これが今思えばロボットなんですね。その人間タンクが人間をどんどんどんどんやっていくので、恐怖の人間タンクいうことになったんですね。あの頃にもうはやこういうロボットの連続活劇があったいうことを、みなさんに今ちょっと教えましょうね。もうずいぶん昔、私が八つの頃ですよ。連続活劇の「人間タンク」、今考えたら早くもそんなのに目をつけてたんですね。はい、もう時間きました。

それでは次週をご期待ください。

サヨナラ、サヨナラ、サ・ヨ・ナ・ラ
 

第15回作品 ロボコップ(1990年4月1日放送)